軸ばね式
軸箱を軸箱守(=ペデスタル,pedestal)により支持し,一次ばねとして軸箱直上にコイルばねを配した支持方式。国鉄では前述した釣り合いばり方式が廃された後,後継として軸ばね支持方式が採用された。軸箱守部に取り付けた摺り板を介して軸箱が上下に摺動する為に磨耗によるガタが生じ一軸蛇行動の原因となります。しかし見ての通り構造がシンプルで摺動部の管理さえしっかりと行えば通常速度域では充分な性能が発揮される為に現在でも使用されています。


左上は軸箱のコイルばねとの間に防振ゴムを挟んだもので,右上は軸箱上に直接コイルばねが載ったもの。

軸箱上のコイルばねが,2個並列に使用されていることがわかる。左上は電車用で,右上は電気機関車用である。

軸ばね式軸箱支持装置を採用した国鉄TR230A台車





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